正月2日の夜、今シーズン初めてアナゴ釣りに行ってきました。アナゴは夏が好シーズンと思っている人が多いと思います。ボクも以前はそう思っていました。しかし、ある釣り人に唐津では真冬に釣れると聞いて、それ以来毎年のように冬アナゴに通っています。
アナゴは日暮れから行動開始
釣り場に到着したのは17時半でした。日中は巣穴の中に隠れていて、暗くなるとそこから出てきてエサを探すというのがアナゴです。漢字で穴子と書くのはそこから生まれたといわれています。ですから、アナゴたちが穴から出てくる時間帯を逃すわけにはいかないのです。
能登地震による津波警報が出ていたせいか、釣り人はまったくいません(この時点では警報が解除されていました)。
あまり歩かなくていい内波止の中間部まで道具を運び、早々に釣りを開始します。匂いの強い魚の切り身を使うとアタリが多いと聞きましたが、数年前、ムシエサに50㎝オーバーのチヌがヒットして以来、ボクはもっぱらムシばかりです。アナゴ以外のいろいろな魚が釣れるという楽しみもあります。
狙い通り、早ばやとアナゴが食ってきました。2本バリ仕掛けの1本に親指クラス、もう1本には小指クラスが掛かっていました。キス釣りのときに使い残していた2本バリ仕掛けだったせいで、ハリスはグチャグチャ。アナゴやウナギ、ウツボなどの長物はハリスを体中に巻き付けるという困った癖がありますから、さっさと切り捨てて、それ以降はオーソドックスな1本ハリに切り替えます。
アナゴはそれっきり
実は、この日、ボクは大失敗をしていました。キス釣り用の遠投竿&遠投用リールを持ってきていたのです。仕掛け作りの段階でアチャーッと気づいたのですが、時すでに遅し。
アナゴには少しずつエサをかじるという食性があります。一気に飲み込むことはしません。そのため、穂先が硬く反発力の強い竿ではなかなか食い込んでくれないのです。
そこで、緩めにラインを張ってアタリを待っていたのですが、上げ潮が本格的に動き始めると仕掛けを流し、いやでも穂先にテンションがかかってしまいます。オモリを大きくしてできるだけ海底にとどめようとしたのですが、20号では落ち着いてくれません。
諦めて本流の流れない手前のエリアを集中的に攻めますが、アナゴのアタリはそれっきりでした。エリアのせいではないと思うのですが、代わりにヒットしたのがフグ、ハゼ、カニです。なにがヒットするか分からないのがムシエサの魅力なのですが、肝心のアナゴはすでにエサを求めて広い範囲に散ってしまったあとのようでした。近ぢか再チャレンジしなければなりません。
コメント