北九州の三大げってん
げってんとは、よくいえば頑固者、でも実際は頭がこちこちで融通の利かないひねくれものを指します。こう書くと悪いイメージを抱きがちですが、その裏には「愛すべき」「親しまれる」というプラスの意味も含まれています。
北九州には「三大げってん」というチヌ釣りの名手がいます。一人はボクの師匠の一人であり、先日亡くなった高園満さんです。そして、二人目が行橋の常さんです。師匠であるにもかかわらず、もう10年以上も会ってなくて(なんせ行橋は遠いもので……苦しい言い訳)、このたびようやく常釣具店を訪れたのでした。
この10年の間にいろいろな出来事があり、常さん自身も大きく変わっていました。骨折して手術してもう釣りにも行ってないとのこと。でも、手先は元気で、相変わらず写真のような竹を加工した釣りアイテムを作っていました。手作りの道具は温かみがあり、使えば使うほど愛着が湧いてくるものです。ボクのタックルボックスに直行したのはいうまでもありません。
残るもう一人の師匠にはいつまでもお元気でいることを願ってやみません。
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