今年(2024年)のこれまでの結果は、5月に入って箱崎埠頭に3回、かもめ広場2回でキビレ3匹、セイゴ1匹です。ボクの現在のホームグラウンドは博多湾で、4月以降、11月頃まではほとんど博多湾で竿を出しているのもあって佐賀~長崎ほどの釣果は得られないのですが、手軽さ優先というのが今のボクのスタンスなのです。
で、これまでの経験から、チヌが博多湾に入ってくるのは4月末からと決めつけているものの、これはどこでも通用するとは限りません。4月末という時期は最も釣果を得ているオイルセンター東側のケースであって、それより遅いところはいくらでもあります。
また、産卵期は流れが速いところは避けたいし、春は北東風が多いのも釣り場に制限をかけけています。さらに、行けば必ず釣れるというわけでもありません。ですから、今はパターンを少しずつ固めているといっていいでしょう。
昔々、五島や平戸で春チヌが釣れ盛っていた頃の話です。ビギナーでもチヌが二ケタ釣れるというので磯釣りファンが大挙して押しかけたものです。
ところが、春のシーズン真っ最中でもまったく釣れないケースがたびたびありました。そのときの解釈は、群れが接近するときの間隙だったからというものでした。抱卵したチヌは産卵場所を求めて接岸してくるのですが、その群れは第一陣、第二陣、第三陣と分散してやって来ます。その間はゼロに近い状態なので釣るのは難しいというわけで、ボク自身、何度もその隙間に釣行してボーズを食らっています。
そのパターンが博多湾にも通用するとは思いません。五島や平戸の場合は通過点でしたが、博多湾は最終地点だからです。だからといって、いつで食欲があるとは限りません。春の海の特徴として、気温と同様、水温も上がったり下がったりするからです。陸上はポカポカ陽気なのに海水は冷たいという場合が珍しくなく、チヌの活性もそれにつれて上がったり下がったりします。落ちたときに遭遇するとまったくアタリはなく、サシエすらなくならないという状況に陥ります。そして、それが何度も続いたりします。
春は連敗記録を更新するのにいい機会かもしれません。ま、嬉しくはありませんが……。
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