ヒイラギ大発生!
3月はせっせとササイカ釣りに精を出してました。それなりに釣果を上げていたのですが、やっぱりチヌ釣りをしたい! というわけで、4月に入るなり糸島の船越に出陣したのです。で、ボクのお気に入りである左方の久家の波止の付け根近くで竿を出したのですが、水温は17度。4月としてはこんなものかなと思いつつ釣りを始めたものの、ツケエがまったく持ちません。まさかこんな状況とは思わず、ツケエはオキアミの生しか準備していません。おまけに、魚を集めようとマキエには赤アミまで混ぜています。
とりあえずマキエを足元に集中して仕掛けは遠投するのですが、まるで効き目はありません。ハリに掛かったのが小さなヒイラギだったことから、エサ盗りの正体が判明しましたが、だからといって状況が変わるわけではありません。タックルボックスの片隅に見つけたエサ巻き糸でオキアミを5、6匹まとめても効果はなく、泣く泣く帰ったわけであります。
久家の波止はコノシロが大盛況。平日にもかかわらずサビキ組が大勢訪れていました。
敵討ち…ならず
その一週間後です。今度はエサ盗りに強いツケエを各種取り揃えました。ムキミにダンゴ、ボイル、スーパーハードなどです。さらに、訪れたのが干潮時だったおかげでジンガサやニナ(食用の巻貝)まで準備して、まさに万全の態勢で臨んだわけです。
今度は、への字の少し先で竿を出しました。こちらは付け根よりは潮の動きがいいのです。朝一番からマキエを効かせていると、やがて上げ潮が本格的に右へ流れ始めました。気合を入れます。オキアミの生、スーパーハードではまったく持ちません。ボイルも似たようなものです。ムキミに替えるとウキがスコーンと入りました。ドキッとしながら見守っていると、すぐに浮いてきました。でも、おかしな動きをしています。フワフワと浮いたり沈んだりしているのです。巻き取ってみるとなにかが掛かっています。上がってきたのはやっぱりこいつ、ヒイラギです。
エサを買ったとき、釣具店のスタッフも言ってました。ジグを巻いているとそれにヒイラギがスレ掛かりするんだそうです。それほど湧いているということか。ハリによく掛かるのは夏~秋なんだけど、この時期に湧くというのは……4~6月が産卵期ということでした。そういうことかあ。しかし、春に釣った記憶はないなあ。
それから悪戦苦闘が始まります。ジンガサやニナでは少しずつかじられるだけです。ムキミは一、二流しは持つけれど、三流しでなくなります。オキアミだと一流しでなくなります。ローテーションを繰り返しても状況は同じです。マキエがなくなったところで納竿しました。返り撃ちされちゃいました。
への字より先は犬走りが高く、足場がやや狭くなります。それにしても、波止釣りでライジャケとはいいマナーですね。さっそく真似しなくちゃ。
コメント